農創のお米ができるまで

丹念に作った有機特別栽培コシヒカリ

お米づくりには、ドラマがあります。
同じ品種や条件であっても、生産者の違いによって個性の異なるまったく別物のお米ができあがります。不思議なことに生産者の「想い」が出るのです。

農創のお米は、前年の稲の根や茎で作る有機肥料を使い、できるだけ農薬を使わない特別でやさしいお米です。思いやりのあるご飯を食卓にお届けするため、三百年間、まいにち努力を積み重ねています。

 

4,320時間


お米一粒ひとつぶに費やす時間です。
私たちがお米のことを考えない日は、1日たりともありません。

十代(三百年以上)続くお米農家を組織化した農創は、引き継がれてきたお米作りへの想いと技術で、最上級の土をつくり、種を芽吹かせ、その成長に寄り添います。
お米本来の生きるチカラを手助けし、いきいきと育む。それが、農創のお米です。
お子様やご家族、大切なひとに食べさせたい!と思えるような「普段通りだけど、特別な一杯のごはん」となるように取り組んでいます。
 

農創のお米ができるまで

冬の間はていねいな土作りを

おいしいお米には、ていねいな土づくりが欠かせません。

秋―収穫が終わり、まずは田んぼをしっかりと休ませます。
私たち生産者も「おいしいお米を一生懸命に育んでくれてありがとう」 と田んぼに感謝します。
そして、十分休ませた後、「また、よろしくね」という想いをもって、田んぼを何度も耕します。稲刈りで収穫されたお米以外の茎や根は天然の有機肥料となり、土に還ります。耕すことで土に空気が入り、微生物の活動が活発になることで土づくりはさらに進みます。この作業を耕起(こうき)と呼びます

冬― 霜が降り、厳しい寒さで土が凍る。人間の手では到底できない、自然のちからによって、きめの細かい土へと変わります。

春― 引き続き何度も田んぼを耕し、自然のちからと代々受け継がれてきた技と知識を注いで準備された田んぼは、5月頃に水を引き入れ田植えを待ちます。

4月/子どもの世話をするように


時間と温度を計算し、天気を考慮して種の芽出しをします。ほんのちょびっと発芽させるのです。赤ちゃんのお世話をするように、とても大切で気を遣う作業になります。

芽の出た種を専用の箱にまき、ハウスで苗を育てます。命ある苗ですから、温度や水分などあらゆる条件を整えて、小さな子どもと向き合うようにやさしく面倒をみます。

5月/有機肥料を使った田植え


水を張って準備の整った田んぼへ苗を植える、田植えをします。

農創では農薬を極力使わず、こだわりの有機肥料を与えます。特別な方法で苗一本一本にしっかりと有機肥料を行きわたらせます。

5月〜8月/伝統の技を大切に、いきいきと育てる


田んぼの水の管理、肥料の管理、草取りなどを丹念に行うことで、お米本来の生きるチカラを手助けするように意識します。そのおかげで、苗はいきいきと育ちます。

この一連の作業に、代々受け継ぐお米づくりの知識、経験と技などを注ぎ込みます。すべては安心で美味しいお米をお届けするためです。

9月/待ちに待った稲刈り


田んぼで黄金色に垂れる稲穂を収穫する、稲刈りが始まります。おいしさのピークで収穫し、乾燥・籾摺りという工程を経て収穫は完了です。こうして農創の有機特別栽培米コシヒカリができます。

そして、食卓へ


ご注文を頂いてから精米などご希望の状態にして、農創のこだわりのお米をお届けします。


一粒ひとつぶがしっかりとした、ほんのりと甘みのあるごはんで食事を囲んでください。