農創の本気のお米を食ってみてくれ
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栗原です。
暑すぎる。。。
さて、食事のあとの言葉として誰もが習うやつ。
そう、やつですやつ、「ごちそうさま」。
僕は家メシを作ってくれる母親に対しても、外食では店員さんや厨房の方に対しても、コーヒー屋さんでも、必ず「ごちそうさま」を伝えます。
「ごちそうさま」の意味を知っているから使います。
その意味を知ったら、無言で食事の場から去るなんてきっと出来ませんよ^^
その意味は何なのか?
「ごちそうさま」を漢字に変換すると分かります。
ポチポチっと。
「ご馳走さま」「御馳走様」 これです。
漢字って意味があるでしょ?そのモノの形を表していたり、行為を意味していたり。
「御馳走様」の漢字をひとつずつ見てみましょう。
【馳】は、「馳せる(はせる)」というように
1.走る 走らせる
2.遠くまで至らせる
などの意味があります。
例文で「思いを馳せる」
(遠く離れているものごとについて、いろいろと想像して思いをつのらせる)
なんてありますが、日本語って素敵ですねー。
【走】は、そのまま「走る」ダッシュするってことですね。
【御】は、尊敬や丁寧を意味していて、
【様】もやはり、そのことを丁寧に言う語です。
つまり、「ごちそうさま」は、
「走って走って走りまくってくれたあなたに、敬意を表します」という意味ってことになりますね。
食事のあとに、「めっちゃ汗だくで走ってくれてありがとう!」ってコントみたいですよね(笑)
もう少し考察します。
家でご飯を作るところを想像しましょう。
家に保存してあるお米を研いで、炊飯器にセットして、スイッチぽん。
スーパーで買ってきた食材を冷蔵庫から取り出して、おかずを作ります。
冷蔵庫のお味噌や具材を使ってみそ汁も出来ました。
さて、何気ないシーンでしたが、大昔はどうだったか。
お米を炊くためにまず、枯れ枝や薪を山に探しに行きます。かまどに火を起こして、汲んできた水を使って。お米だって自分で作っているかもしれません。
おかずにする魚や肉や野菜も自分で釣ったり、狩りをしたり、作ったり。それは、命がけだったり天候に左右されたり大変な苦労でしょう。
みそ汁も然りです。
一食を作るためにどれだけの労力と時間と想いを掛けていることか!!
「めっちゃ汗だくで走ってくれてありがとう!」
現代だって、愛するひとや大切なお客さまを想って一生懸命に食事を準備することに変わりはありません。
作ってくれたひとに対して、感謝をもって「ごちそうさま」。
誰にでも出来る、簡単なことです。しかし、その意味はとてつもなく深い。
「ごちそうさま」じゃんじゃん、じゃぶじゃぶ使いましょう^^
僕は、「ごちそうさま」が素敵な言葉だなと思うもうひとつのエピソードがあります。
家を建ててくれている職人さんが言っていた「ごちそうさま」です。
職人さんには、現場に入ってもらう間に10時・15時のお茶をお出しします。
仕事が終わって帰り際に職人さんが「ごちそうさまでした」っていうんですよ。
家を建ててもらって頭を下げるのはこちらなのに、出したお茶に対して帰り際に「ごちそうさま」。
昔から続く職人の世界や礼儀ってかっこいい。