夏本番を目前に、5月に植えた苗もひざ上くらいの大きさにまで元気に成長しています。
これから来る激しい暑さや台風に負けないように、美味しいお米になるように、全力でサポートしていきたいと思います。
この時期、お米だけでなく、同時に雑草たちの成長も容赦ありません。(泣)
田んぼの外。写真のように草を刈ります。刈っても刈ってもすぐまた伸びるので大変なんですよね。。生産者ならば誰もが苦労する仕事のひとつです。
除草剤を使えば簡単ですが、極力薬剤には頼りません。
「田んぼの外の草なんて放っておけば。」と思うかもしれませんが、ダメなんです。通気や日当たりに影響を与えるのでお米の病気を引き起こして、美味しいお米を皆さんにお届け出来なくなってしまいます。
さて、この写真から食育をひとつ。
写真中央に田んぼと田んぼを分ける畦畔(けいはん)ブロックというものがあります。左側が農創で作る田んぼ、右側が他の生産者が作る田んぼです。
草刈も農創が作る田んぼ側、畦畔ブロックより左側を行えば良いのですが、畦畔ブロックより右側へオーバーして刈り込んでいるのが分かると思います。
きっちりと自分の側だけを刈るのではなく、お隣さんの側まで刈り込んであげる。これ、大昔から大切に、世代を越えて伝えられる「心遣い」なんだと思います。
自分の分だけではなくて、相手の分も。自分だけ良ければいいではなくて、相手のことを考える。
次の世代、そのまた先の世代へと伝えていきたいことが、農業の生産現場にもたくさんあります。
農創は、食育でもひとの成長に寄与出来るように日々努力します。